HULFTはWinows版やAIx、Linuxといった様々なOSで導入する事が可能ですが、特に近年使う事が多いであろうLinux版のコマンドやログの場所についてまとめておこうと思う。
HULFTを利用しているとよく使うコマンド
HULFTを開発、運用しているとよく利用するコマンドについてまとめました。
集配信に関わるコマンド
他にもオプションはあるのですが、よく使うオプションのみ紹介しておきます。
【オプション】
-p priority:配信要求の優先度を指定する場合に-pの後ろに時間を入れて指定すると優先度を強制します。指定しないと定義の値となります。
-sync:同期転送を実施する場合に指定します。本オプションを指定しないと非同期転送となるのでコマンド発行完了で終了となります。シェルやバッチ処理で利用する際に指定しておくと返り値として配信結果をエラーコードとして取得できるので便利です。
-w time:-syncを指定した場合に同期転送時間として転送する時間を指定
[clink url=”https://itengneer-navi.com/hulft-utlsend-sync-w-toha/”]-p priority:集信処理の優先度を指定する場合に-pの後ろに時間を入れて指定すると優先度を強制します。指定しないと定義の値となります。
utlsdisp
-aを指定することで全ての配信中もしくは配信待ち処理をキャンセルすることが可能。
-aを指定することで全ての集信中もしくは集信待ち処理をキャンセルすることが可能。
HULFTの集配信履歴をリスト表示できるコマンド。実行結果については基本的にこのコマンドを叩くことで確認できる。
【オプション】
-sは配信履歴、-rは集信履歴を確認するためのオプションで、どちらかしか指定できないが非常に便利なコマンド。
-fの後ろにfileIDを指定する事で対象のファイルID単位、
-hの後ろに詳細ホスト情報を指定する事で相手先ホスト単位での表示が可能となる。
また-from yyyymmdd -to yyyymmdd で期間を指定する事によって期間中の履歴を参照する事ができる。
-l、-c、-v5、-v8はそれぞれ以下の意味を持つ為、用途によって使い分けたいところだが、基本的には-cもしくは-v8を指定する事で事足りる場合が多い。-c、-v5、-v8のどれかを指定しないとレコード件数やデータサイズが表示されない事に注意!
-l:ホスト名を68バイト表示
-c:各機種HULFT V4共通フォーマットによる表示
-v5:各機種HULFT V5共通フォーマットによる表示
-v8:各機種HULFT V8共通フォーマットによる表示
例)配信履歴を2025年1月1日~2025年1月31日まで表示したい場合でレコード件数も表示させたい場合
utllist -s -from 20250101 -to 20250131 -c
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