HULFTのLinux版でよく使うコマンドやログについてのまとめ

2019年3月21日

HULFTはWinows版やAIx、Linuxといった様々なOSで導入する事が可能ですが、特に近年使う事が多いであろうLinux版のコマンドやログの場所についてまとめておこうと思う。

HULFTを利用しているとよく使うコマンド

HULFTを開発、運用しているとよく利用するコマンドについてまとめました。

集配信に関わるコマンド

HULFTの配信要求コマンド
utlsend -f fileID [-p priority] [-sync [-w time]]
【コマンド説明】
HULFTの自サーバから相手サーバへ配信を行いたい時に利用する配信コマンド。

他にもオプションはあるのですが、よく使うオプションのみ紹介しておきます。

【オプション】
-p priority:配信要求の優先度を指定する場合に-pの後ろに時間を入れて指定すると優先度を強制します。指定しないと定義の値となります。

-sync:同期転送を実施する場合に指定します。本オプションを指定しないと非同期転送となるのでコマンド発行完了で終了となります。シェルやバッチ処理で利用する際に指定しておくと返り値として配信結果をエラーコードとして取得できるので便利です。

-w time:-syncを指定した場合に同期転送時間として転送する時間を指定

[clink url=”https://itengneer-navi.com/hulft-utlsend-sync-w-toha/”]
HULFTの集信要求コマンド
utlrecv -f fileID [-p priority] [-sync [-w time]]
【コマンド説明】
HULFTの相手サーバへ自サーバに対する集信要求を行い際に利用するコマンド。他にもオプションはあるのですが、よく使うオプションのみ紹介しておきます。
【オプション】
-p priority:集信処理の優先度を指定する場合に-pの後ろに時間を入れて指定すると優先度を強制します。指定しないと定義の値となります。
-sync同期転送を実施する場合に指定します。本オプションを指定しないと非同期転送となるのでコマンド発行完了で終了となります。シェルやバッチ処理で利用する際に指定しておくと返り値として配信結果をエラーコードとして取得できるので便利です。
-w time-syncを指定した場合に同期転送時間として転送する時間を指定します。
HULFTの配信状況表示コマンド

utlsdisp

【コマンド説明】
HULFTの配信状況を表示するコマンド。現在転送中の配信ジョブについて確認することができます。終了した配信処理については表示されません
HULFTの集信状況表示コマンド
utlrdisp
【コマンド説明】
HULFTの集信状況を表示するコマンド。現在転送中の集信ジョブについて確認することができます。終了した集信処理については表示されません
HULFTの配信キャンセルコマンド
utlscan {[-f fileID] [-h hostname] [-a]}
【コマンド説明】
HULFTの配信中もしくは配信待ちとなっている処理をキャンセルするコマンド。
-aを指定することで全ての配信中もしくは配信待ち処理をキャンセルすることが可能。
HULFTの集信キャンセルコマンド
utlrcan {[-f fileID] [-h hostname] [-a]}
【コマンド説明】
HULFTの集信中もしくは集信待ちとなっている処理をキャンセルするコマンド。
-aを指定することで全ての集信中もしくは集信待ち処理をキャンセルすることが可能。
HULFTの集配信結果確認コマンド
utllist [-s|-r] [-f fileID] [-h hostname] [-from Date1] [-to Date2] [-l|-c|-v5|-v8]
【コマンド説明】

HULFTの集配信履歴をリスト表示できるコマンド。実行結果については基本的にこのコマンドを叩くことで確認できる。

【オプション】
-sは配信履歴、-rは集信履歴を確認するためのオプションで、どちらかしか指定できないが非常に便利なコマンド。

-fの後ろにfileIDを指定する事で対象のファイルID単位、

-hの後ろに詳細ホスト情報を指定する事で相手先ホスト単位での表示が可能となる。

また-from yyyymmdd -to yyyymmdd で期間を指定する事によって期間中の履歴を参照する事ができる。

-l、-c、-v5、-v8はそれぞれ以下の意味を持つ為、用途によって使い分けたいところだが、基本的には-cもしくは-v8を指定する事で事足りる場合が多い。-c、-v5、-v8のどれかを指定しないとレコード件数やデータサイズが表示されない事に注意!

-l:ホスト名を68バイト表示
-c:各機種HULFT V4共通フォーマットによる表示
-v5:各機種HULFT V5共通フォーマットによる表示
-v8:各機種HULFT V8共通フォーマットによる表示

例)配信履歴を2025年1月1日~2025年1月31日まで表示したい場合でレコード件数も表示させたい場合
utllist -s -from 20250101 -to 20250131 -c

HULFT定義の確認や反映に関わるコマンド

HULFTファイルIDのパラメータファイル生成コマンド(定義のエキスポート)
【コマンド説明】
utligen -f filename -i {snd|rcv|job|hst|tgrp|fmt|mfmt|trg} -id ID
HULFTの定義をエキスポートする際に利用するコマンド。エキスポートしたファイルはそのままutliupdtコマンドでインポートする事も可能なので、バックアップとして使う事も可能。-iの後ろに指定する文字列は以下の意味を持つ。
【オプション】
snd:配信管理情報
rcv:集信管理情報
job:ジョブ起動情報
hst:詳細ホスト情報
tgrp:転送グループ情報
fmt:フォーマット情報
mfmt:マルチフォーマット情報
trg:ファイルトリガ情報例1)全情報をエキスポートする場合は以下のように連続して記述可能。*(アスタリスク)も必ず””(ダブルクォーテ)で囲む
utligen -f /work/hulftfile.file -i snd -id “*” -i rcv -id “*” -i hst -id “*” -i tgrp -id “*” -i fmt -id “*” -i mfmt -id “*” -i trg -id “*”例2)配信管理情報のみなどももちろん可能。文字列+*(アスタリスク)の指定も可
utligen -f /work/hulftfile2.file -i snd -id “snd*”
HULFT定義情報の登録反映コマンド
utliupdt -f filename [-r]

 

【コマンド説明】

HULFT定義をコマンドで登録する場合に使うコマンド。filenameにはフルパスで指定した定義ファイルを指定すればOK。utligenコマンドで取得したファイルを利用する事ができる。

-rオプションは既に存在するfile IDがあった場合に上書き定義する際に使用する。-rオプションを指定しなかった際に既に存在するfile IDがあった場合はエラーとなりメッセージ表示される。

ちなみに-rでの上書きはfile IDが存在した場合に有効となるオプションであり、定義ファイルに存在する情報をそのまま上書きする訳ではない為、プログラムをコンパイルするようにファイルに定義していない情報が消える訳ではないので注意

定義を削除したい場合は後述するutlirmコマンドを利用する。

HULFT定義情報の削除コマンド
utlirm -i {snd|rcv|job|hst|tgrp|fmt|mfmt|trg} -id ID

HULFT定義を削除する際に利用するコマンド。utligenコマンドと同じように-iオプションを複数指定する事で複数定義を削除する事が可能。もちろん*(アスタリスク)も利用できる。

例)配信定義のsnd0100、集信定義のrcv0100、詳細ホスト定義のhost0100を削除する場合
utlirm -i snd -id “snd0100” -i rcv -id “rcv0100” -i hst -id “host0100”

HULFTログの場所と見方

HULFTのログの場所はHUlFT動作設定環境ファイル(hulenv.conf)のtlogfileという設定項目に指定されているパスの配下にあります。

大抵以下のログを見ればエラーコードを拾うことができるし、そこからマニュアルを見ればエラーの原因もわかるようになっているので覚えておくと便利です。

[HULFTホームディレクトリ]/trace

上記のログには集配信結果、前処理ジョブ、後処理ジョブの結果が出力されるため、基本的にはこのログを起点にして結果の確認や障害内容の確認を行えば大抵のエラーに対処できます。

上記のログの情報とutllistのコマンド結果を確認すれば、集配信に関わる大抵の状況を把握できるので覚えておくと良いと思います。

まとめ

HULFTを管理する上でよく利用するコマンドをまとめてみましたが、上述した中でもutllistコマンド、utlsendコマンド、utlrecvコマンドを特によく利用しているので覚えておくと便利だと思います。

HULFTはデータ転送ソフトの中でもかなり使いやすくとっつきやすい為、ぜひ覚えて使ってみてくださいね。

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