先日エンジニア同士で若手の育成について話していた所、ふと
プログラミングの覚えが良い人と悪い人の決定的な差は英語力にあるのではないか?
という話になりました。
英語力と言ってもTOEIC800点とかの英語力と言うレベルではなく中学校卒業レベルで良いのですが、
英語の基礎がある人とない人では習得の速さに違いが見える。
という話になったのです。
その場にいる全員が「確かに」という結論に至った為、本日は英語を鍛える事でプログラミング習得に役立つというテーマでお伝えしたいと思います。
プログラムの構文の基本は英語
プログラムはアルファベットを使って記述する。
ここに全てがつまっていると思いますが、プログラムの基本は英語で書かれる事にあります。
例えばif文。
英語を習っていると避けては通れない「もし~したら・・・」という仮定を話す時に使う英語です。
教科書の例題なんかでも
「もし雨が降っていたら、外出したくありません」
なんていう文章をif文を使って英訳していましたよね。
これはプログラムにおけるif文も同じで
「もしaが0より大きかったら・・・」
という表現をしたければ
if ( a>0 ){
のような記述をします。
これはもともと中学英語でif文を習った際に「もし~だったら・・・」という日本語の英訳を習っている事から、
『頭の中でif文と言われれば「たられば」だな』
と無意識に覚えている事から、何となく馴染みがあるので覚えやすいというわけですね。
if文だけでなくechoだったり、printfだったりと
何となくイメージがつく英単語がプログラミング言語になっている事から
英語を覚えていればいるほどプログラムの覚えも早いわけです。
プログラミングに役立つ英語は中学生レベルで十分
では、プログラミングにどれぐらいの英語が必要かと言うと中学生レベルの英語で十分です。
上述したif文をはじめ、プログラミング言語は中学校で習うレベルの簡単な英単語で作られています。
例えば以下のように簡単な英語がプログラミング言語として使われていますが、中学生で習う単語ばかりです。
if | もし~したら | もし~という条件に合致したら処理を続ける |
単語 | 英語の意味 | プログラミング言語 |
echo | 反響 | 画面に文字列を表示する |
array | 整列させる | 配列を宣言 |
switch | 転換する | 条件によって処理を変える |
break | 切断する | ループ処理を切断し処理を抜ける |
上述したような英単語の意味を知っておくと、何となく馴染みがでてきますし、プログラミング言語で出てきた際には英語と結び付けて覚える事ができます。
細かい事かもしれませんが、英単語を知っているかどうかがプログラミングに役立つので、エンジニアになるなら中学英語はしっかりと学んでおきたい項目の一つです。
エンジニアは英語を学ぶとキャリアプランが世界に広がる
上記ではプログラミングに英語が役立つという意味で英語を学ぶと良いというお話でしたが、英語を学ぶ事はエンジニアにとってはキャリアの幅を広げるとても大きなチャンスにもなります。
会社でもフリーランスでも独立して会社を経営するにしても、英語ができる事によって世界中をビジネスのフィールドとする事ができますし、食べていくのに困る事はないでしょう。
その他にも以下のようなキャリアを描く事も夢ではなくなります。
- 英語を主体としたシステムやWebサイト開発
- 外資系企業への転職
- 海外案件への積極参加
- 海外を拠点にしたリモートワーク
- 海外で開発されたプロダクトの販売権獲得
英語を学ぶことで実現できる事や選択肢が多くなるので、プログラミングに役立つという観点以外でもいいこと尽くしです。
特にこれからの時代は労働人口の減少により、海外の企業とのやりとりや外国人開発者との仕事も多くなっていきます。
その時に英語が使える人が重宝されるのは自明の理です。
英語を改めて学ぶ方法
英語を改めて学ぶ場合には、正直英語を使う環境に身を置くのが一番手っ取り早いです。
英語圏の海外でひたすら英語を使うとか英語を使わざるを得ない企業に入って使い続けるのが一番進歩が速いでしょう。
と言いつつも、そんな特殊な環境に身を置ける人は一部だと思いますので、英語に役立つ勉強方法について紹介していきます。
スタディサプリ
リクルートが運営しているスタディサプリ小学生から社会人までコースが用意されている為、英語学習にはもってこいです。
DMM英会話
オンラインでもオフラインでも英語を学ぶ事ができるDMM英会話。
実際に講師と話をすることで英語を勉強できるので、より実践的な学びがしたい場合はこちらの方がおすすめ。
まとめ
英語とプログラミングには密接な関係があるという事を意識しておくとプログラミングの上達も早いのでどんどん英語を覚えて役立てていってくださいね。