本ページはプロモーション(広告)が含まれています。

TTP、TKP、OKPに見る仕事を徹底的にパクる事の大切さ

仕事を行う上で型というものは大切だと思う。

世の中のあらゆる仕事は型を守る事でできていることが多いし、ベンチャー企業のような創世記を除けば、ほぼ全ての仕事が何らかのルールや暗黙の了解みたいなものでできている。

それは明文化されていなかったとしても組織である限り何らかの型というものは存在していて、そこを取り違えると反感を買ってしまう。

ともすれば新しいものややり方に目が行きがちな私たちだが、既にうまくいっている仕組みを踏襲するというのは1つの近道かつ受け入れられやすい形でもあるため参考にすべきだと思う。

TTP=徹底的にパクるという考え方

私が尊敬している方から聞いたTTPという言葉がある。

TTP=徹底的にパクる

この考え方はその方も尊敬する方から聞いて取り入れたとのことだったが、ある団体の立ち上げからTTPを徹底し、たくさんの人たちに支持される事となった。

その後

TKP=ちょっと変えてパクる

OKP=思い切って変えてパクる

と段階を経るとのことなのだが、このTTP、TKP、OKPという段階を経た考え方は守破離にも通ずる素晴らしい考え方なので紹介したい。

パクる=悪いことではなく完成されたやり方を真似てレベルアップしていくこと

パクるという言葉はともすれば悪い言葉とも捉えられがちな考え方なので、TTP=徹底的にパクるという考え方も良くないと捉えてしまう方もいるかもしれない。

しかし、実際には徹底的にパクるということほど難しいことはない。

パクるという行為はその人の年齢や状況を加味した上で全てを真似するということになり、状況なんてものは誰1つとして同じことはないからだ。

それこそ資産1億円と100万円では状況が違う。

そういった意味ではパクるということはものすごく難しいことであり、難易度の高い事と言えるのだ。

そういった意味で徹底的にパクるというのは難易度の高い行為であり、まずはパクることで仕事を完遂させるということは決して誤りではない。

例えば過去のレビューの結果出来上がった資料を真似るということは決して間違いではないし、まずは目指したいところでもある。

システム業界におけるTTPとは設計や手順書を真似ること

システム業界においてまずできるTTPと言えばやはり既にある設計書や手順書を真似ることだろう。

設計書を真似ることで今までの経緯や設計書に対する指摘を反映し、更には後続フェーズのプログラミングやテストを踏襲することができる。

そういった意味でTTPは非常に役立つスキルであり、評価される指針でもある。

特にはじめてのお客様になる場合はTTPを使うとお客様の今までの文化を崩すことなく評価して頂けるので有効だ。

初めての現場だったりお客様での仕事の際には、その現場で使われているお客様の設計書を参考にして、プロジェクトの設計書を作ることができれば、フォーマットがおかしい!!とか、見たことない設計書といった指摘を減らすことができる。

余分な指摘を減らすことで、本来評価してほしい点を評価してもらえるのだ。

そういった意味でまずはTTPを行い評価を得ることで一定の評価を得ることができる。

TKPやOKPはその後で良い。

徹底的にパクることで、そのあとの自分の想いを通しやすくできることに繋がる。

ただし、丸々コピーしてそのまま出すのではなく、コピーした内容で不明点があるなら全て調べて自分なりに噛み砕くことが必要ということを忘れてはならない。

設計書に記載されている内容はコピーしていたとしても自分が作ったものということになるし、手順書の流用も中に記載されているコマンドの意味を知ることで始めて自分の作った手順書となるからだ。

「記載されている内容の意味がわからないけど、もともと書いてあったから残している」

みたいな単純に楽をしたという見え方はエンジニアとしての品格に関わるし、そもそも仕事の姿勢に問題があるためやめよう。

後々、自分の色を出す段階としてTKPやOKPが存在するがそちらの段階に移行する為にも、そもそものTKPの意味を取り違えないようにしたいところだ。

TKP=ちょっと変えてパクるやOKP=大きく変えてパクるは評価を得た後で良い

TKPやOKPといった従来の方法と変えた方法というのは本来のやり方で評価を得た後で十分だとも言える。

人間というのは評価を得ている状態でようやく新たな意見を受け入れてもらえる。

信頼を得てこその新たな改革なのだ。

新しい案を受け入れてもらえるかどうかは、それまでの仕事ぶりやその人の信頼感に影響される。

そういった意味で、まずはTTPを行い信頼と評価を得ることを目指し、その後に自らのやりたいことをTKP、OKPで実現してはいかがだろうか?

まとめ

TTP.TKP.OKPの3つのパクるを紹介したが、いかがだったろうか?

仕事がうまくいかなかったり評価してもらえないと感じたら是非試してほしい。

TTPは絶対評価されるはずなので、まずはTTPからやってみてほしい。

必ず状況を変えることができるはずだ。

NO IMAGE
最新情報をチェックしよう!