政府が副業を推奨した事で多くの企業が副業を認め始めましたね。
と言いつつも副業が認められている会社は3割程度でその他7割の会社はまだ認めていないという状態です。
そんな状態の中で副業に取り組もうとするエンジニアも増えてきたように思います。
でも実態として副業解禁になった事で副業に取り組み始めたエンジニアはごくわずか。
ほとんどのエンジニアが副業に取り組めていないようです。
話を聞いてみるとあらゆる理由で副業に取り組めていないようです。
そこで本記事ではエンジニアが副業に取り組む事ができない理由を紹介すると共に対策をお伝えしていきたいと思います。
理由その1 本業が忙しすぎる
とにもかくにもシステムエンジニアと言えば忙しく、残業や深夜帰宅が当たり前。
本業が忙しすぎて副業に取り組む時間がない!!
というエンジニアが多いようです。
働き方改革なんて夢のまた夢といった具合でとにかく働いている会社もまだまだ多いんですね。
対策としてはまず環境を整える
本業が忙しすぎる場合、どうしても本業に意識が行きがちなので副業どころではないでしょう。
本業が落ち着くまで副業に取り組むのはやめておくか、本業を早く終わらせるように環境を整えていく事が大切になってきます。
人員が足りないなら人員の配置ができるように調整する。
タスク整理がついていないならタスク整理をするといった具合でまずは本業を整理する事からはじめましょう。
慢性的に残業が多い状況の場合は転職して環境を変える
慢性的に残業が多く、過去一度も早く帰宅できた試しがない場合、今後もほぼ確実に早く帰宅できる事はないでしょう。
特に上司も同じように長時間働く事が当たり前になっている場合、会社そのものが長時間労働を当り前にしているので、今後もその状況が変わる可能性は低いです。
そういった場合、自分が率先して会社の環境を変えるか自分の環境を変えるしかありません。
どうしても自分の力では会社の状況を変える事ができないのであれば、転職を視野に入れて動きましょう。
会社の色というのはどうしても経営層や上層部が作っていくものですので、副業しやすい環境に自らが動くという事も大切な選択肢の1つです。
また、以下の記事にあるように、そもそも副業をするよりも転職した方が収入アップの糸口になる場合もありますので参考にしてみてくださいね。
理由その2 副業の時間を確保できていない
本業がそこまで忙しくないわりに副業ができない場合は副業の時間をちゃんと確保できていないエンジニアも多いようです。
実際、家に帰ると何となく過ごして1日が過ぎてしまったり、寝てしまったりと色々な事で時が過ぎていってしまうパターンですね。
対策としては置き換え時間を探そう
家に帰宅してテレビを見たり、スマホを見たりしてしまう方も多くなりがち。
そういった時間を副業に当てれるように変えていかなければなりません。
副業をはじめるという事は、今まで別の何かに使っていた時間を副業に割り当てるという事。
例えばテレビを見ている時間、ゲームをしている時間、りスマホを見ている時間だったりと様々な時間を副業に使う時間に割り当て直す必要があります。
副業をやるための時間捻出できないか?をしっかり考えて臨みましょう。
また、副業する場所を家以外にするというのもおすすめ。
近くのカフェで作業したり、コワーキングスペースを使ってみたりと家以外の場所を探してみるのはいかがでしょうか?
自宅でも作業スペースを作るというのは一つの手。
集中できる環境を作れるように工夫しましょう。
理由その3 プライベートに問題を抱えている
いざ副業をやろうとしてもプライベートで問題を抱えているとなかなかうまくいかないものです。
例えば家族が病気だったり借金を抱えていたりと気になる事がある場合はそちらの問題を先に解決する事をおすすめします。
まずは問題の解決が先!!
副業に限らず本業もですが、プライベートに問題を抱えている事でパフォーマンスが落ちるというのはよくある事です。
そのため、問題を先送りにせずに対策を練り、解決の兆しが見えてから副業に臨みましょう。
解決の兆しが見えた結果、副業が解決に繋がるなら、より副業にも身が入ります。
仮にそうでなかったとしても解決の兆しが見えている事で前向きに物事に取り組むことができます。
プライベートでの問題は思った以上に自分のパフォーマンスに影響を与えている為、解決できるうちにしておきましょう。
理由その4 あれこれ手を出し過ぎている
副業をはじめた当初にやりがちなのが、あれこれ手を出し過ぎる事。
あれこれ色々なものに手を出した結果、どれも中途半端に手をつける事になってしまい結果が伴わないというものです。
結果が伴わないとやる気も起きないので、そのうちやめてしまうというパターンに陥ります。
まずは1つに絞って集中投資を
例えば転売とアフィリエイトと投資を全て同じ時期にはじめる事でどれも結果が残せなかった。。。
というのはよくある話です。
あれこれ一気に手を出すのは力が分散されて結果が出るのが遅くってしまい、やる気が継続しない人も多いのが現状。
副業をやると決めたらまずは1つ集中して勉強と実践を繰り返して結果を出す事をおすすめします。
集中的に1つの物事に取り組んだ方が結果が出るのが早いですし、仮に結果が出なかったりやる気が出なかった場合は「向いてなかった」で済ます事ができます。
1つの副業に取り組み結果が出るまでやり続ける。
これが副業成功の最短の道です。
理由その5 結果を急ぎ過ぎる
取り組む副業によっては結果がすぐに出ないものもあるかと思いますが、結果を急ぎ過ぎてやることをやれていないという人も多いようです。
一年以上結果が出なくても続ける覚悟を!
本業でも自分が戦力になるのにそこそこの時間がかかっているのと同じように副業でも自分が戦力になるのに時間がかかって当たり前。
ネットには3か月で100万円みたいな宣伝文句が溢れていますが、それはよっぽどの時間をかけていたり、才能があったり、潤沢な資金で勝負をかけていたり、はたまた偶然が重なったりとあなたとは何らかの違う要素が関わっている事が多いです。
副業を開始したら最低半年~1年は結果が出なくてもやり続けるという意志を持って取り組んでみる事をおすすめします。
結果が出なくてもやり続ける人はなかなかいないので、それだけでも結果に近づく事ができます。
試行錯誤を繰り返しながら取り組めば1年なんてあっという間に過ぎてしまうので、長期的な視野で進めてみてはどうでしょうか?
副業に取り組む前に決めたい事
副業に取り組む前にエンジニアとしての自分の状況を見つめなおす事は非常に重要です。
本業やプライベートがうまくいっていないのに副業に取り掛かる事は難しいので、副業に取り組む前にちゃんと見つめ直す事が重要です。
以下では副業に取り組む前に見直したい事についてお話していきますね。
やらない事を決める
まず大切なのは日々の生活でやらない事を決める事です。
例えば「テレビを見ない」「スマホを見る時間を減らす」「朝2度寝しない」などやらない事を決めるという事で副業の時間を確保できます。
かのスティーブジョブズも
「なにをしないのかを決めるのは、なにをするのかを決めるのと同じくらい大事だ。」
という名言を残しているように、何をしないかを決めるという事はやることを決める以上に効果をもたらしてくれます。
副業に取り組む前に、日々の日常の中でやらない事を決めるというのは副業がうまくいくために必要な要素の1つです。
副業する時間を決める
「やらない事を決める」と必然的に副業する時間が捻出されます。
そこで決めたいのが副業する時間です。
例えば「平日の20時から2時間は副業の時間にするけど、日曜日は絶対に副業はしない」とか
自分の状況に合わせて副業の時間帯を確保するようにします。
独身の人と家族がいる人とは違うでしょうし、子供がいる人とそうでない人でも生活リズムが違うように、副業に使う事ができる時間は人それぞれです。
自分のライフスタイルに合わせて副業の時間を無理なく確保するようにしましょう。
プライベートの問題は先に解決する
副業とは関係ないように思えますが、プライベートの問題を抱えている場合は先に解決しましょう。
プライベートで問題を抱えていると仕事のパフォーマンスに大きく影響する為、問題を抱えたまま副業に取り組むべきではありません。
プライベートで問題を抱えている場合、本業にも影響を及ぼしてる可能性があるため、解決することで驚く程の成果が上がりますよ。
収入以外の理由でも続けられる副業に取り組む
アルバイトなどの時間労働ならともかく成果報酬型の副業の場合、結果が出るまで時間がかかる場合もあります。
そういった状態でも続けられると思った副業に取り組む事をおすすめします。
収入の他に得られるものがある。
とか
単純にやってみたくて楽しい。
とかいった収入以外の理由を持って取り組める副業が望ましいです。
本業を早く終わらせる
本業でいつまでも残業しているような生活は副業をやる身としては不要です。
副業とは言え仕事をもう1つ増やす事になるので、本業同様に責任もって望む必要があります。
副業だからいい加減でいいや。。。となるのであればやる意味がありません。
そうなるぐらいだったら本業にしっかりと力を入れ、勉強する時間を確保した方がいいでしょう。
それでもなお副業に時間をとると決めたのであれば、本業を早く終わらせて予定通り副業に使える時間を確保し、ちゃんと目標を持って副業に臨みましょう。
もし本業の環境が残業ありきのものとなっていて、会社自体が残業をよしとする環境であれば副業ができる環境とは言えません。
そういう方は副業をする前に本業を早く終わらせる環境にする必要があるので、次の「副業する前に本業の見直しが必要な人へ」を参考にしてくださいね。
副業する前に本業の見直しが必要な人へ
上述したように本業が残業ありきとなっており、会社全体が残業する雰囲気の場合は自分だけは早く帰宅するようにする必要があります。
話を聞いていると毎日深夜に帰宅し早朝に出社するという生活の人もいますが、それは副業に取り組む環境になっていないので取り組む前に環境を変えましょうといつも言うようにしています。
あらゆる覚悟の上で深夜の睡眠時間を削って副業に取り組む事も止めはしませんが、それでは長続きしません。
よって自分で環境を変える事ができる人は会社の環境を変えてから望むべきです。
定時で帰宅できる環境にする。
周囲の目が痛くとも早く帰る。
フレックスを認めてもらう。
様々な方法で会社にいる時間を短くし、時間を捻出する事からはじめてください。
それでも環境を変えるのが難しかった場合、転職しましょう。
今の時代、副業OKの会社も徐々に増えている時代ですし、激務だったIT業界も働き方改革のお陰で定時内に仕事を終わらせるIT企業も出てきています。
副業をやりたいが為に転職なんてどうなの?
と思う人もいるかもしれませんが、それも立派な自己実現であり選択肢の1つです。
また自分が入った会社のルールは社会人としての自分にあらゆる影響を与えています。
意外にも転職してみると今までの常識の一切が通じないとか崩れ去ったりして、いい方向に向かう事もあるものです。
まとめ
エンジニアが副業に取り組めない理由と取り組む前の心がけについて書いてみました。
本業の意識を変えたり環境を変える事も選択肢の1つになるので、自分の状況に合わせて取り組んでみてくださいね。