客先常駐がしんどすぎて行くのが嫌だ。
毎日現場に行くのが地獄のように辛くてしんどい。
SESの会社は懲り懲りだから、転職しようと思っているけど、辞めるまで時間がある。。。
ぶっちゃけ逃げてしまいたい。
バックレたらどうなるだろうか?
そんな思いがあるエンジニアがこのページにたどり着いたものと思います。
でもその一方で
「バックれたらどうなるだろう?」
「いきなりいなくなったら会社から訴えられたらしないかな?」
といった不安から、なかなか辞めたり逃げたりといった事ができないのではないでしょうか?
本記事では、そんな悩みを抱えるエンジニア向けに
客先常駐からバックレてSES企業を辞めたらどうなるのか?
というテーマで、実際にバックレた場合の影響や気を付けたい事についてお伝えしていきます。


けど、どうしても逃げたい人にはせめて正しい知識を知っておいてほしいんだ。
客先常駐からバックレたら起こる出来事
もし明日あなたが客先常駐からバックレたら以下の流れで物事が進みます。
あなたがバックレた場合の出来事の流れ
- 客先を無断欠勤する
- 客先からあなたの所属会社に確認がいく
- 所属会社からあなたに本日の出勤について確認がいく
- 会社からあなたに確認がとれるまで連絡がいくと同時に客先へ会社から報告
- あなたが持っている作業を所属会社の人間で分担し作業フォロー
客先常駐している場合、もしあなたがバックレたら常駐先が先に欠勤している事に気づきますので、気づいた常駐先企業から所属会社に確認がいきます。
そして自社からあなたに対して連絡がいく事になりますが、その際にはあなたに対して営業をはじめ様々な立場の人から連絡がいく事になります。
ここで連絡がつかない場合、バックレたと見なされその後の対応を会社側で決めていきますが、あなたはバックレた事によって現場に行く事はありませんので、どこかで自社に向けて退職手続きを行う必要が出てきます。
会社との退職手続きまで完了してはじめてバックレた結果が出たと言えるでしょう。

客先常駐からバックレると被る不利益は?
もし客先常駐からあなたが実際にバックれた場合、あなたに対して不利益が発生する事があるかどうかを考えると以下の事が挙げられます。
- 損害賠償を請求される
- 客先との契約の責任を問われる
- 職歴に傷がつく
- 懲戒解雇
1つずつ説明していきますね。
損害賠償の可能性はほぼゼロ?
よく言われるのは会社から
「客先との契約が切れて会社に損害をもたらしたから損害賠償請求する」
といった類のものですが、こういった事態が起こる可能性は極めて低いです。
せいぜい鬼電がかかってくるぐらいの話で、実際にバックレたとしても損害賠償請求や責任を問われて何かを請求されるといった事はまずありえません。
損害賠償請求を求める場合、損害賠償に該当する原因があなた自身にある事を証明しなければなりません。
客先常駐のSES契約の場合、企業間同士で結んだ契約で一定の労働時間に見合った報酬をもらうというもの。
正直言って損害賠償を請求する手数料の方が高くつく事がほとんどですし、取引先企業にも迷惑をかける行為となり取引停止される可能性が発生する事から、裁判沙汰になるような事はまずしません。
SES企業からすると取引先に迷惑をかけて今後の取引停止する方がデメリットになりますし、一個人に対して客先常駐をバックレたぐらいで損害賠償請求ができるほど日本の法律は甘くないのです。
ですので、バックレたからと言ってあなたに対して何か請求される事はないので安心してください。
もし本当に損害賠償請求されたら、弁護士を立てる事でほぼ確実に勝つか取り下げされるので遠慮なく弁護士を立てましょう。
客先との契約については気にしない
よく言われる客先との契約についてですが、退職する予定のあなたが気にする必要はありません。
そもそも客先との契約を結んでいるのは会社であって、あなた個人が契約を結んでいるわけではないからです。
また、客先に対して「納品が終わっていない」とか「プロジェクトが終わっていない」とかいう文言を持ち出したとしても気にする必要はありません。
詳しくは以下の記事でも触れていますが、客先常駐のSES企業というのはあくまで納品義務を伴わない労働力提供の契約になりますし、それ自体も契約を結んでいるのは会社なのであなた自身に義務があるわけではありません。
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契約についてはあなた自身が結んだわけではなく、あくまで会社間で結んだもの。
あなた自身にその契約を完結させる責任があるわけではない
という事を覚えておきましょう。
職歴に傷が付くか付かないかは自分次第
客先常駐をバックレた場合、職歴に傷が付くか付かないかは自分の行動次第になるというのが正直なところです。
と言うのも、下手すると解雇になる危険性がある為です。
原則として、『2週間以上にわたり正当な理由なく無断欠勤し、出勤の督促にも応じない場合は、会社側から労働者を解雇できる』と厚生労働省で定められています。
もっとひどい場合は懲戒解雇になるので十分な注意が必要になります。
後述しますが、この際に懲戒解雇となると最悪なのでそれだけは避けるようにしてください。
ベストな流れは客先をバックレた後、有給消化もしくは欠勤扱いで退職日までを過ごし退職する事になります。
このあたりの流れに乗るためには、後述する退職代行を利用する事でクリアできますので、ベストな流れが自力で難しいと思う場合は使ってみる事も検討してみてください。
懲戒解雇は避ける
退職する際に懲戒解雇による退職は絶対に避けなければならない処分の1つです。
例えば以下のような事例に該当する場合、懲戒解雇が可能となります。
懲戒解雇を行う事ができる出来事
- 横領
- 重大なセクハラ・パワハラ
- 殺人、強盗、強姦などの重大犯罪
- 経歴詐称
- 就業についての上司の指示・命令の違反、業務妨害、職務規律違反
懲戒解雇になると転職する際に大変不利になり、世間一般的にホワイトと呼ばれる企業から敬遠され転職が決まらなくなるという最悪の状態に陥ります。
懲戒解雇を隠して転職すればいいんじゃない?
と思う人もいますが、転職先の企業から離職票や退職証明書などの提出を求められた際に「重責処分」との記載があるため、隠し通すのが難しいんですね。
また、書類の提出が求められなかったとしても「懲戒解雇された事がありますか?」と聞かれて正直に答えない場合は経歴詐称となり懲戒解雇の対象になります。
こういった事態を避けるためにも懲戒解雇だけは避けるようにしましょう。
退職代行を使うとスムーズ
バックレる事によって何だか会社と揉めそう。。。
正直、バックレた後にしないといけない退職するまでのやり取りに自信がない。
そう思う場合、バックレる事を考える前に退職代行サービスを使って正規の辞める手続きをしましょう。
客先常駐を主体とするSES企業であっても退職代行は問題なく使えますし、上述したような問題に発展しないようにサポートしてもらえます。
特に客先常駐をバックレる場合、営業をはじめとした自社の人間に仕事のしわ寄せがいく事は確定事項の為、本来退職について相談すべき自社の人間全てが敵に回るという事が起こります。
そうなると退職手続きを対面で行う事は不可能ですし、かといって郵送でのやり取りだけで済ませるのもなかなか難しい状況に陥ってしまうので、バックレる場合は退職代行サービスを利用する方が余計な手間を減らせます。
以下では即日対応してくれる退職代行サービスをおススメ順に紹介しています。
バックレた当日でも受け付けしてくれアドバイスももらえるので、バックレた後の対処が心配な方は一度相談してみてくださいね。
ガーディアン
退職代行業者として最もおすすめなのが退職代行ガーディアン
東京都労働組合に認定されている合同労働組合が運営しており、料金一律、退職保証と信頼度が違うので、圧倒的な退職率を誇っています。
料金一律で日本全国に対応してくれるので、経済的にも安心な退職代行業者です。
退職代行Jobs
退職代行Jobsは退職代行にとどまらず、退職者向けの資料や次のキャリアについての資料などの提供を行い、退職の先を見据えるサービスを展開している企業です。
弁護士法人みやびという弁護士資格を持つ人たちが在籍している企業の為、退職代行時の企業との交渉というのも行う権利を持っている事から、安心して任せる事ができます。
まとめ
客先常駐をバックレる事によって避けたいのは懲戒解雇のみなので、客先や現場に迷惑をかけるという事を除けばあなた自身に不利益はほぼないと言えます。
ただ、バックレた後でも退職手続きまではしなければならないので、それが難しいと思った場合は無理せず退職代行を使いましょう。