客先常駐として働くエンジニアのストレスは環境によりますが半端ない!!と一言で言えないほど半端ないストレスがかかります。
元々ストレスが多くかかるかからないという人それぞれの特性を差し置いたとしても、ちょっと考えただけで様々な面でストレスがかかるんですよね。
ストレスがかかると想定される場面
- 発注元の会社だけでなく、その他の会社の人との人間関係
- よくわからないマウントを受ける
- よくわからない指示を受け、仕事をやらされる
- 現場に入ったはいいもののドキュメントがない
- 管理できる人がいない
- 残業ありきな仕事量設定
- 指示が曖昧なのに聞き返すと怒られる
- 事前に聞いていた話と違う
- 大してわかっていない管理者に指示される
様々な所で爆弾を抱えているの可能性をはらむのが客先常駐のデメリットの1つ。
どうしても客先企業という自分にとってはアウェイな環境飛び込んでいく事になる為、自分のフィールドを持てていないとコントロールが効かない為ストレスが発生します。
参画する案件や客先企業の担当者にも依存しますし、場合によっては開発環境や働き方の変化に伴うストレスもあります。
これらがトータルで悪かった場合、「地獄のような常駐先だ」と思う場合もあるでしょう。
こうなるとストレスを通り越してしまう為、どうしようもない場合もあります。
これらは客先常駐エンジニア共通の悩みだと思うので、本記事では
ストレスを抱えた時の一時的な対処法
客先常駐でストレスを抱えない根本的な解決方法
の2つを紹介したいと思います。
「客先常駐でストレスを抱えない根本的な解決方法」は少し難易度が高いですが、実践できれば確実にストレスが減るのでうまく取り入れると普段のエンジニアライフがかなり楽になりますよ。
客先常駐でストレスを抱えた時の一時的な対処方法
まずお伝えしたいのが常駐先でストレスを抱えた時の一時的な対処方法。
こちらはすぐに実践できる方法ばかりなので、騙されたと思って試してください。
思った以上に効き目を実感できます。
その方法というのが以下。一つずつ紹介していきます。
- その場を一度離れる
- 第3者に愚痴を聞いてもらう
- 自分は影響を受けないと声に出して言う
その場を一度離れる
まず実践したいのはストレスを抱えた瞬間に「その場を一度離れる」事。
ストレスを受けた場所にはストレスを受けた空気がたまり、あなた自身もそのストレスの空気にやられています。
よって、その場を一度離れ、できたら外に出て違う環境へ行って帰ってきてください。
そうするとその場にたまっていたストレスが解放されます。
あなた自身もその場を離れて遠くへ行くことにより、軽い有酸素運動を行う事になり、かかったストレスを和らげてくれる事に繋がるので一石二鳥です。
いわゆる休憩というのも上記のような効果を持っているので、なるべくその場から遠いところまで行って帰ってくる事を心がけてみてください。
第3者に愚痴を聞いてもらう
次に意識したいのが「第3者に愚痴を聞いてもらう」事。
人間はストレスを受けた事柄を、その事柄とは全然関係のない第3者に話を聞いてもらう事で軽減されると言われています。
この場合の第3者というのは例えば大学時代の友人とか会社とは全然違うグループに所属している友人といった
自分の業務と一切関係ない知人の事を指します。
ポイントは現在自分が関わっている業務とは全然関係のない人たちという事。
日ごろから仲いい友人や昔からの知人、それこそカウンセラーや占いといった人たちに聞いてもらわないといけません。
これを上司が部下に飲みの場で愚痴るような事をしてしまうと、部下の志気を下げてしまったり、仕事に悪影響を及ぼしてしまうので全くの逆効果となってしまいますので注意してください。
会社の飲みの場で愚痴ると気持ちいいかもしれませんが、それはあなたが気持ちいいだけで周囲の人間には悪影響を及ぼしているかもしれないという事を十分に理解しておいてくださいね。
あくまで第3者。
これがポイントです。
自分は影響を受けないと声に出して言う
もし意味が分からない事があってマウントをとられてストレスがたまるようでしたら
「自分は影響を受けない」
と声に出して言ってください。
もしくは心の中でつぶやくだけでもいいです。
相手の感情をそのまま受けてしまう事であなたの中にストレスが溜まってしまいますが、それをあえて影響がないと明確に言い切る事であなたの内部まで影響を受けないようにする事ができます。
そんなことでは何も変わらない!!
と思うかもしれませんが、実際に声に出すのは思った以上に自分に影響を与える行為なので騙されたと思って試してみてください。
客先常駐でストレスを抱えない根本的な解決方法
次に紹介するのは客先常駐でストレスを抱えない根本的な解決方法になります。
こちらは少しレベルが高い事項やコミュニケーション能力に左右される事が多いですが、実践できれば効果は絶大です。
その方法はどんな方法かと言うと以下の3つになります。
- 客先で自分の味方を作る
- プロパーにとって重要なパートナーになる
- 自分の立場を上げて力を持つ
これらを徹底する事であなたを取り巻くストレスから解放されるようになります。
客先で自分の味方を作る
まず心がけてほしいのは客先で自分の味方になる人を作る事です。
これは現場で力を持っているキーマンとなる人が望ましいですが、それが難しければまず現場でそこそこ力があり面倒を見てくれる人と仲良くしてください。
意味わからずマウントをとってくる人も中にはいますが、現場で力を持っている人が話しかけてくれるようになればあなたの立場に自然と物言いしなくなります。
中にはあなたにマウントをとっていた人も、その人と仲がいいということで和らげてくる人も出てきますので効果は抜群ですよ。
プロパーにとって重要なパートナーになる
更に有効なのはあなたがプロパーにとって重要な立ち位置だと認識されている事を周囲のパートナーに知らしめる事です。
そうなる事で自らがある程度スケジュールや役割分担を握れる位置に置いてもらえますし、あなたを見る目が一気に変わります。
ただ、客先に既に常駐している方々が権力を握っており、プロパーとの関係性に入る術がない場合は厳しいと思うので、そういったときは他に入る余地がある領域がありそうかを探してください。
少なくともプロパー社員が現場を信頼していない領域であれば、あなたが信頼を勝ち取ればそれなりにコントロールできる位置に立場を上げる事ができます。
周囲にいる人たちもパートナーという立ち位置には変わりないので、あなたがプロパーにとって重要な立ち位置だとわかったら変な事は言えなくなります。
まず攻略すべきはパートナーではなくプロパーという事を胸に刻んでください。
自分の立場を上げて力を持つ
最後は自分の立場を上げて、客先をコントロールできる立場に立つ事です。
ストレスがかかる根本的な原因は自分がコントロールできない事が多いからです。
あなたがコントロールできずに外部から予定外の刺激があればあるほど、あなたにはストレスがかかります。
よって、あなた自身がコントロールできる事を増やさないと根本的な解決に至りません。
これは年月がかかるやり方なので、あなた自身がある程度の実績と客先での信頼を勝ち取らないと難しいですし、あなたが所属する会社が力を持たないと客先をコントロールするのは難しいでしょう。
よって、自分の会社が1次もしくは2次請以降の立ち位置なのであれば、この方法の難易度は一気に上がります。
思いっきり下克上する気概で臨む必要があるので、実践は大変ですが、結果が出てくるとかなり楽になります。
そして間違いなくあなたの売上が上がり、給与アップ交渉の材料となるので試してみてください。
そもそも客先常駐が嫌!!という人は会社から逃げるしかない
ここまでストレス対策と和らげる方法をお伝えしましたが、
そもそも客先常駐が嫌!!とか上述する方法は無理!!となるならさっさと会社から逃げましょう。
結局、今の状況を作っているのはあなたが今や会社を選んだからです。
エンジニア不足ね売り手市場のこの時代に、わざわざそんなストレスがかかり続ける環境にいる必要などないですし、環境変えるのがストレス軽減の1番の方法です。
ですので、さっさと転職するか独立しましょう。
少なくとも今の状況よりはマシになります。
そのまま今の環境にいても、あなたにコントロールする権限がない限り、何も変わらないですよ。
客先常駐から逃れたいならさっさと転職
客先常駐から逃れたいのであれば、さっさと転職しましょう。
そんな事言っても突然転職なんてできない。
と考えているうちに月日はたっていきますし、なかなか環境なんて簡単には変わりません。
せめてリクナビNEXTぐらいには登録して、日々情報を得るようにしてください。
登録すればメールに情報が届くようになるので、今すぐ転職する気がなくても色々な仕事がある事を知れますし、その中で興味を持つ情報が出てくる可能性があります。
登録するのはタダですし、登録したからと言って転職しないといけないルールなんてありません。
日ごろから情報を握っておき、いざという時の逃げ道を作る。
これがうまく生き抜いていくコツです。
以下の記事ではおすすめの転職サイトを紹介していますので、あわせて読んでみてください。
まとめ
ストレスだらけの客先常駐ですが、コントロールする方法はいくつかあります。
ストレスが溜まる原因は、そもそも自分のコントロールの効かない事のため、自分がコントロールできる環境をいかに作れるか?ということを考えて動いてみてください。