SIerとベンダー、メーカー、SEの違いとは?IT業界で10年以上働くエンジニアが詳しく説明

最近はWeb系企業の人気が上がってきている一方でSIer企業の人気に陰りが見えてきた傾向にあります。

そんな中でSierとベンダー、そもそもSEという言葉の違いについてよくわからない!!

なんていう声も聞くようになりました。

そこで本日はSIerとベンダー、SIerとSEの違いについて説明していこうと思います。

SIer=システムインテグレーターとは?

SIerとはシステムインテグレーターの略称でシステム開発に関する全ての業務を行う業者の事を指します。

システムインテグレーションとは、システムを構築する際に、ユーザーの業務を把握・分析し、ユーザーの課題を解決するようなシステムの企画、構築、運用サポートなどの業務をすべて請け負うことである。これらを行う業者がSIerである。

Webiio辞書

上述しているようにSIerの元々の定義では「ユーザー業務を把握、分析し、ユーザーの課題を解決」とあります。

その後ろにシステムの企画、構築、運用サポートなどの業務をすべて請け負うとありますので、

基本的にシステム導入全ての業務を請け負う事になりますが、

主に企画部分からコンサルティング業務を含めて請け負う企業の事を指しています。

Sierと言うと最近では

「何のためにあるの?」

とか

「SIerって必要?」

なんていう声も聞かれますが、そもそもSIerがいないとシステム開発の仕事自体が発生しません。

ユーザー企業の課題をシステム面から共に解決する

というミッションを果たすために動いている企業の為、企画立案やコンサルティングの要素が強めの企業とも言えます。

よってコードをゴリゴリと書いてプログラミングしてます

みたいな業務自体は下請けに投げてしまうという企業が多い事から、技術がつかないなんていう事を言われがちなのがSIerの特徴でもあります。

ベンダー=vendorとは

ベンダー=vendorとはハードウェアやソフトウェアを供給してくれる企業の事を指します。

ITベンダーとも呼びますが、

例えば日本IBM、日立、富士通、HPなどのハードウェアを販売やサポートをしている会社

OracleやMicrosoft、Skyなんていうソフトウェアを販売やサポートをしている会社

の事を指します。

メーカーという言葉と混同しますが、

メーカーはmakerと書くように商品そのものを作る業務を行っている企業の事

で自社製品を持っている企業の事を言います。

IT業界におけるベンダーはOEM製品以外にも自社製品を多く持つ企業である事が多いので、ベンダーのほとんどがメーカーとも言える企業が多いです。

またベンダーは多くのハードウェアやソフトウェアを取り扱っていると共に製品サポート部隊を持つ事が多く、パッチ公開や新バージョンの公開という役割も担います。

その為、外資系企業も日本の企業に窓口としてお願いしているケースも多く、大手ベンダーはほとんどの場合外資系企業とも手を組んで商品販売に取り組んでいます。

SE=システムエンジニアとは

SE=システムエンジニアとは文字通り

システムをエンジニアリングする人の事を指します。

また詳細設計やプログラミング、テストを実施する作業の事を指してSE作業という事もあります。

後者のSE作業というのはSIerが作業見積もりを行う際に使う言葉で、「SE作業の見積もりは~」なんて言い方をします。

SIerが企業であるのに対してSEは実際にエンジニアリングするエンジニア

もしくは構築作業自体を指す為、SIよりも後続フェーズである実装フェーズに含まれる事になります。

また、SESとなるとSystem Engineering Serviceという言葉を指し、エンジニアリングサービスの名称になります。

SESだけを展開している企業をSES企業と言い、自社サービスを展開していない事から敬遠される傾向にありますが、

リーマンショック時代を超えて多くのSES企業によってエンジニアの働く環境が作られてきたといっても過言ではないため、

今しばらくSES企業というのは存在していきます。

まとめ

SIerとベンダー、メーカー、SEの違いについてお話していきました。

次回はSIerの役割や将来性についてお話していきたいと思います。

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