新卒で入った会社が客先常駐のSES会社だった。
思っていた仕事と全然違った。。。
将来に望みがなさそう。。。
正直しんどいし1年目だけど辞めたい。。。
そう思っているなら早々に転職の準備をして辞める方向に動きだすべきです。
特に以下のような条件に当てはまれば当てはまる会社ほど、さっさと辞めた方が賢明ですし、早く辞めた方が自分の為になります。
- 2次請以降の仕事しかない
- SESしかやっていない
- 技術を学べる仕事ができていない
- 自社社員がトップに立って指示を出している常駐先がない
- 30代、40代になっても給与が上がりそうにない
- 自社の強みやサービスが何なのかわからない
- 上司や周囲の人間が高圧的でしんどい
- 設立して10年以上経過している
なぜ上記の条件に当てはまれば当てはまるほど、さっさと辞めた方がいいと断言できるのかと言うと、今の仕事の延長線に会社が拡大するビジョンがなく、給与が上がる事もない可能性が高い確率が上がるからです。
新卒で入社した会社で一番仕事を吸収すべき時期に思ってもみない仕事だった。
少し頑張ってはみたけどこのままだと将来が不安のなる一方。
今後、仕事が拡大するビジョンが見えず、上司を見ても希望が見えない。
と思うのであれば、環境を変えるしかありません。
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配置替えではなく転職をおすすめする理由
客先常駐で思ったような仕事ではなかった場合、本来なら会社に掛け合って配置換えをお願いすべきです。
が、それはおすすめできません。
なぜなら、客先常駐SESをメインとしている会社の場合、新人を客先に入れる事に苦労しており、配置換えを聞き入れてくれるような会社ではない場合が多いからです。
大手企業でSESを一事業としている場合は他の現場にも先輩社員がいる事が多く、場合によっては配置換えしてもらう事で新たな仕事や新たな先輩の指導を受ける環境があります。
しかし、中小の客先常駐SESのみを事業としている会社の場合は、他の受け入れ先がない事も多く、あったとしても先輩社員がいない可能性の方が高いです。
よって、今の会社が好きで何があってもいいというならいいですが、そうではない場合、配置換えを希望しても希望は叶わない可能性が高く、同じことの繰り返しになると断言できるのでおすすめできないのです。
私の知り合いも新卒で配属された部署が客先常駐で、特に興味もない仕事をやらされていた為、配置換えをお願いしていましたが、お願いしている間に1年、2年と時が過ぎていき、気づいたら3年目に突入してしまいました。
結果、配置換えの願いは叶ったものの、上司の反感を買い、配置換えされた先でも冷遇されてしまった為、評価が上がらずに給与も低いまま。
評価が上がらない事や正当な評価を受けていない事を何度か上長に掛け合っていましたが、何も変わらない状況が続いた為、結果的に会社を去る事になってしまいました。
配置換えの依頼というのはしっかりと考えて動かないと、新卒で入った会社の所属部署に波風を立てる事になる為、結構なリスクを背負う事になります。
ただでさえ新卒で社会を知らないと思われている状態なので、新人の考えた事に対して風当たりが強い会社の場合はとてもじゃないけどできないでしょう。
また、叶ったとしても異動先で冷遇を受ける可能性がある事も要注意のポイントです。
よって、配置換えを頼むぐらいだったら転職した方が希望が叶う確率が高いのです。
企業は仕組化されているので急には変わらない
上述した状況に当てはまる当てはまらないに関わらず、企業は急に体質が変わるものではありません。
設立数年のベンチャー企業ならいざ知らず、設立10年以上経過していると会社が変化を求めていない限りはそうそう変化は起きません。
それこそ社長が変わったから体質が変わるというのはありますが、何か大きなきっかけがない限りは大方針が変わる事がないので変化は起きません。
特に中小SES企業で3次請負以降の仕事ばかりで、常駐先に自社のリーダーが入ってチームを持っているような企業でない場合、SESとして様々な企業にエンジニア派遣されるスタンスが変わる事はありませんし、今後もそのままです。
そういった仕組みで動いて一定うまく回っている状態から変えようがないので、もし変えようと思うならアナタが偉くなって権力を持って変えるしかありません。
仕組みから変えないと現場は変わらないのです。
会社の給与にも同じことが言えます。
給与というのはあらかじめ決められた会社の給与テーブルに則る形でしか上がりません。
臨時ボーナスはあったとしても根本的な給与は会社の給与テーブルに依存するわけです。
大企業や10年以上続く中小企業の場合、仕組化されている事がうまくいっているから現在まで残っている為、仕組みを変える事に抵抗があります。
よって、突拍子もないほど給与が上がる事はありませんし、給与テーブルは既存の仕組みのままでいる事が正義となっています。
例外としてベンチャー企業は給与が跳ね上がる可能性を秘めていますが、本記事を見ているという事はベンチャー企業に就職している可能性は低いですよね。
大企業や中小企業では人事、給与、仕事とあらゆるものが仕組化された結果、本日に至っています。
あなた1人の新卒の為に既存のルールが書き換わる事など決してないのです。
私の友人も偶然会社の給与テーブルと上司の給与明細を見て40代の上司の給与が300万円台だと分かってしまった事から、一気にやる気を失い辞めてしまいました。
転職には苦労していましたが、今は給与がしっかりと支払われ、そこそこの時間で帰宅できる企業で平和に働いています。
新卒1年目で辞めて転職するデメリット
新卒1年目で会社を辞めて転職するには当然デメリットもあります。
新卒で辞めるデメリット1:同期がいなくなる
新卒で入った会社を辞めるデメリットとして、何でも相談したり話したりできる同期がいなくなるというものがあります。
同期は何でも聞けたり、仕事の悩みを相談できたりと様々な面でお世話になる事が多い存在です。
職場の上司や部下とは話せない内容も同期になら話ができたりします。
新卒すぐで転職すると同期と呼べる存在はいなくなりますし、次の会社では中途採用の扱いになる為、同期と呼べる存在はもちろんいません。
そんな環境の中でやっていかないといけないという事を覚悟しなければなりません。
新卒で辞めるデメリット2:1年目の転職はイメージがよくない
新卒1年目で辞めて転職する場合、イメージをよく思っていない会社が多いです。
転職の面接時には必ず辞める理由を聞かれますし、「もう少し頑張ってみようと思わなかったのか?」といった類の質問を受ける会社もあります。
場合によっては「根気がない」とか「嫌な仕事があったらすぐに辞める」といったネガティブな印象を持たれる事もあります。
一般的にはネガティブな印象の方が強い為、転職時の面接ではポジティブな理由を用意しておき、回答できるようにしておきましょう。
新卒で辞めるデメリット3:新卒研修や社内学習の機会が失われる
関連記事:【新卒で会社を辞めたい方へ】仕事を円満に辞めたい/辞めたいと言えない新入社員の対策
新卒1年目で辞めて転職する事をおすすめしたいケース
エンジニアとしてずっとやっていきたいと思っている場合、以下条件に当てはまる場合はすぐにでも転職を検討した方がいいです。
スキルアップできる環境がない
スキルアップできる環境でない場合、すぐにでも転職を考えましょう。
自分が配属された場所の仕事を見ていて、「毎日同じような事をしている」「ルーティーンで仕事がまわっている」「システムを構築したり変更したりしている気配がない」「モノづくりしている人がいない」「トラブル対応できていない」といった環境の場合は要注意です。
これらの条件が当てはまる場合、システムの中身を理解する機会やプログラムを組む機会などが皆無なケースが多い為、技術が身に付きません。
いつまでも同じ事を繰り返し、永遠にスキルアップできない為、早々に転職すべきケースに該当します。
逆に「プログラムを組む機会が多い」「業務改善する為に技術を使って効率化している」「システム変更を機械的ではなく考えて実行している」といった機械があるのであれば学べる事もある為、とどまっても良いでしょう。
スキルを持っているエンジニアと仲良くできない
デキるエンジニアになるには、デキるエンジニアと一緒に仕事をするのが一番の近道です。
IT業界にいると「こんなコードを書ける人がいるんだ」とか「こんなに早くプログラミングできてしまうの?」といった事を思う時もあれば、異様にトラブル対応ができる人に会って驚いてしまう経験をする事があります。
そんな時に仲良くなってスキルを盗ませてもらうのがスキルアップには一番早いです。
しかし周囲を見渡してもそんな人が全然いない。。。
という場合はスキルアップできる環境にない為、他の環境を探す事を推奨します。
長時間労働が蔓延している
IT業界は昔は長時間労働が蔓延しており、午前様や徹夜も日常茶飯事でした。
しかし近年の働き方改革により、長時間残業が是正されてきており、どんどん健全化されてきています。
そんな中でも労務管理がなされずに長時間労働や深夜残業が蔓延しているのであれば、今後も環境が変わる可能性が低い為、辞める方向で考えても問題ありません。
10年前ならいざ知らず、現在ではあり得ない環境となってきている為、転職する事をおすすめします。
パワハラ・セクハラを受けているまたは周囲の人が受けている環境にある
パワハラやセクハラといったハラスメントが起こっている環境にいる場合、すぐにでも転職する事をおすすめします。
自分が受けている時はもちろんの事、周囲の近しい人間が受けているように見える場合も要注意です。
パワハラやセクハラはターゲットがいなくなれば次の人がターゲットになる可能性が高い為、自分も被害にあう可能性があります。
自分が被害にあう可能性のある環境にいるのは精神衛生上も良くない為、さっさと転職しましょう。
第2新卒枠として転職できる3年目までが勝負
就職したら3年は頑張ってみよう。
なんていう言葉をよく聞きますが、IT業界において新卒からの3年というのは一番技術を吸収できる大事な時期です。
その時期に入ったばかりの会社で客先常駐となり、特に興味もないルーティーンワークを続けるというのは苦痛でたまらないでしょう。
エンジニアとして基礎となるスキルを身に着ける大切な時期を棒に振る事になります。
それは転職でも同じです。
転職するに当たって、3年目までの時期は大きな意味合いを持ちます。
そう、第2新卒という肩書です。
新卒から3年目以内ぐらいまでの時期の事を第2新卒と呼び、現在は第2新卒枠として転職する若手を歓迎してくれる企業が増えています。
第2新卒という言葉が有名になるぐらい、3年目までの若手は企業にとって価値がありますし、埋もれていた人材を再発掘するチャンスとして積極的に採用してくれます。
新卒で転職するなんてありえないのかな?なんて考える人もいますが、私の周りでは割と第2新卒の時期に転職活動を行い、結果的にもともと入りたかった会社に入れた!
なんて人もいたぐらいですので気軽に臨んでしまって大丈夫です。
逆に3年を超えてくると第2新卒とは呼べなくなり、更にその上の強みを持って戦う必要が出てくる為、新卒時点で思っているなら第2新卒枠で転職を進めた方が断然有利と言えます。
1年目から転職を考えているなんて言うと上司に叱られるかもしれませんが、そんなものはクソくらえですし、一昔前ほど石の上にも三年な時代ではないのです。
上司はあなたの人生に責任など持ってくれませんので、自分の気持ちに素直に従っておいた方が将来の自分の為になりますよ。
1年目で転職する気持ちになっているという事は今後も必ずそういった気持ちになりますし、長い会社員人生の大事な3年を棒に振る事の方が機会損失しています。
新卒1年目・2年目での転職は難しい?
新卒1年目や2年目だと会社の事をよく知らない場合も多いですし、社会人になったばかりなのに転職なんてできるのかな?と思いがちです。
実際、転職する事は難しいなんて声も聞こえてきます。
しかし、近年では新卒1年目、2年目でも転職を考える事は特に珍しい事ではありません。
1年目、2年目で転職して違う会社で活躍している人は沢山いますし、転職してスキルアップや年収アップを目指す事例も多くなっています。
ただし、新卒1年目で入った会社をすぐ辞める場合と2年目の後半で辞める場合は状況も違いますし、条件も違ってきます。
それぞれの状況にあった転職方法がありますので、一人で考えて転職活動を進めるよりも転職のプロに相談した方が転職の成功確率が格段にアップします。
第2新卒向け転職サイト
新卒から3年目という期間は意外に一瞬に過ぎてしまう為、モタモタしていると機会を逃す事になります。
仕事を任されているうちに貴重な第2新卒の時期を逃してしまった!!
なんて事にならないように、時間がある今のうちに転職する為の情報サイトだけでも登録して情報収集をしておきましょう。
下記では第2新卒向けの転職サイトを紹介していきます。
就職shop
就職Shopは利用者の9割が20代で、リクナビNEXTでも有名なリクルートが運営する第2新卒に強い転職サイトです。
第2新卒の利用も多く、親密な相談に乗ってくれる為、登録必須なサイトです。
DODA(デューダ)
「転職ならDODA(デューダ)」でおなじみのDODAも第2新卒に強みを持っています。
リクルートと並ぶ2大巨頭として転職業界を仕切っている企業の為、多くの転職案件を持っています。
GEEK JOB
GEEK JOBは第2新卒向けのプログラミング学習支援と就職支援を行っているエージェントです。
他のエージェントと違い、プログラミング学習までサポートしてくれるエージェントの為、エンジニアとしての地力をつけた上で就職する事ができるので、現在の実力に不安がある人にもおすすめです。
無料キャリア相談で現在の自分の状況と将来目指したいエンジニア像についても相談する事ができるので、現在キャリアに迷っている人は一度相談してみると良いでしょう。
その他にも以下の記事で登録必須な転職サイトを紹介していますので、ご参考に!
まとめ
客先常駐に新卒であてがわれて環境が辛い場合、とにかく辞めたいと思うのも無理はありません。
そうなった場合には、無理せずさっさと転職先を探して次に切り替えるのも一つの選択肢だと覚えておいてください。
無理して心や体を壊してしまっては元も子もないので、その部分だけは優先順位を間違えないように行動しましょう。