インフラエンジニアはきつい?10年選手のエンジニアが語るきつい理由

システムエンジニアというとアプリとかWeb系エンジニアといった所が人気の昨今ですが、そんな人たちを裏で必ず支えているのがインフラエンジニア。

しかしインフラエンジニアって仕事の実態が見えにくかったり、

業務がきつい!!

なんていう話もよく聞くので、実際インフラエンジニアをやってみたい人も躊躇する事が多いのではないでしょうか?

インフラエンジニアに転職しようと思うけど、きついと聞くと不安だな。。。

と思っている人もいるかもしれませんね。

そこで今回はインフラエンジニアを実際に経験し、IT業界に10年以上関わっているエンジニアが「インフラエンジニアは本当にきついのか?」というテーマでお話したいと思います。

インフラエンジニアは具体的に何がきついのか?

インフラエンジニアがきつい理由

インフラエンジニアはきつい!!というイメージが先行しているからか、具体的に何がきついのか?という話になると

とにかく激務

とか

残業が多い

とかいう話に収束しがちです。

では、実際問題何がきついのか?と言われると

インフラに関わる事ならとにかく何でもやる!!

という意識が何となく蔓延している事から、とにかく何でもやらなければならないキツさというものがあります。

時にセットアップ、時にキッティング、時に設計や開発、時にチューニングとインフラエンジニアはとにかくやる事が多く、オンプレミスの環境の場合はハードウェアの

そんな中でも特にインフラエンジニアがきついと言われる理由には体力面でのキツさと精神面でのキツさに分ける事ができます。

インフラエンジニアの体力的にきつい仕事

体力的にきついインフラエンジニアの仕事

インフラエンジニアの仕事の中にはどうしても体力的にきついとされる仕事が含まれています。

以下が代表的なキツイ仕事の一例です。

夜勤や休日出勤の仕事が避けて通れない

なんと言ってもまず気にしておきたいのがインフラエンジニアは

夜勤や休日の仕事が避けて通れない事。

現代のシステムは24時間365日動いているシステムも珍しくなく、メンテナンス時間帯ぐらいしかシステムメンテナンスを行う時間がないシステムもザラです。

そもそもオペレーター業務などは夜間帯も含めて仕事が進んでいますし、お客の業務と言うのは平日土日日中帯という事がほとんどだと思うので、基本システムって止めれません。

そうなってくるとシステムメンテナンスが可能なのは休業日もしくは夜間というのが相場です。

休日の限られた時間で作業を行うとか夜間帯でデータ移行を完了させるとかそういったオーダーが下るのがインフラエンジニアの宿命なのです。

インフラエンジニアで休日や夜間作業をした事ない!!

なんていうエンジニアはほぼ存在しないと思いますので、インフラエンジニアとして生きていくなら覚悟が必要です。

作業環境が悪かったり空調がきつい場所での仕事がある

インフラエンジニアと言えばサーバー構築という印象を持っている方も多いと思います。

そのサーバー構築についてですが、

機器を入れる場所がデータセンターやサーバールームという事もあり、

作業場所が整っていない場合も多いです。

ほこりが溜まっていたり、立ち作業するしかない環境だったりと劣悪な環境の場合もあります。

更に機器がオーバーヒートしないように空調がかかっている事が多く、めちゃくちゃ寒かったり、体に悪そうな空気が出ていたりと割と過酷な環境なので、体力を削られるんですね。

こういった環境での作業がきついというエンジニアも一定数存在しているのが現状です。

機器のセッティングをはじめとした体力仕事がきつい場合もある

インフラエンジニアは設計や構築以外にも

稀に機器のキッティングや解体をやる場合もあります。

これらの作業は重いサーバーを担いだり、ケーブルの配線を行ったりと体力仕事です。

特にユーザー企業の社内SEとの仕事だったり、それらの企業に派遣されるエンジニアの場合はこういった場面にも遭遇しますので体力的にきつい面があります。

ユーザー企業やユーザー系SIerでインフラエンジニアとして生きていく場合、このような仕事をあてがわれる場合もあるかもしれないと思っておいてくださいね。

インフラエンジニアの精神的にきつい仕事

体力的にきつい仕事の一方で精神的にきつい仕事というのもあります。

体力的にきつい仕事の一部も場合によっては精神的にきつい!!と感じるものがあるかもしれませんが、ここではインフラエンジニアの仕事内容で特に精神的にキツイ!!と感じる仕事を紹介します。

業務の継続困難に直結トラブルが多い

インフラに関わるトラブルは例えば

システムの原因不明の停止で業務が止まる

とか

ネットワークが遅くて業務に支障が出る!!

といった業務が継続困難に直結するトラブルが多いです。

インフラが止まる=システムが止まる

という可能性があるため、インフラでトラブルが発生した場合、すぐに解決しなければならないというプレッシャーが物凄いです。

業務が停止する=利益も吹っ飛ぶ

わけですから、当然ですよね。

このプレッシャーに耐え切れずにインフラエンジニアがきつくて辞めてしまうエンジニアもいるという事を肝に銘じておきましょう。

製品バグだとエンジニアだけの力ではどうにもならない

インフラのトラブルの中には製品バグが原因の場合もあります。

そうなるとプログラムの改修でどうにかできるアプリとは違い、

製品の交換やバグ対応でどうにかしなければならない場合があります。

しかし、製品メーカーにトラブル状況を伝えてもバグと認めてもらえない事もしばしば。

メーカーもバグと認めるまでには調査に時間がかかるため、その間どう対処するか?の施策を考えたりやる事もたくさんです。

正直プログラミングで解決できるならそっちの方が良い・・・。

なんてことを思うエンジニアもいるぐらい精神的にきついと感じるエンジニアもいるようです。

どれだけ技術を磨いたとしても、どうにもならない壁があるのもインフラエンジニアの運命ですね。

性能問題が発生すると地獄

インフラエンジニアとしてトラブルの中で一番恐れているのは性能問題でしょう。

ネットワーク性能やサーバー性能、データベース性能など多くの部分で性能問題というのは時に残酷にエンジニアに牙を剥きます。

テスト中でも性能問題になるのは正直避けたいところですが、これが本番業務中に起こるとなるとはっきり言って地獄です。

ネットワークの帯域不足によって業務影響が発生したり、

サーバーのCPUやメモリ不足によって業務アプリが動かなくなったりと

様々な原因が考えられますが、

これらの性能問題が発生すると1秒でも早く原因究明や解決策を求められる為、

報告書が増えたり残業時間が増えたりと

精神的にも肉体的にもきつい状態になってきます。

世間に影響を与えるレベルの障害だと会見を開く企業もあるので、その裏では多くのエンジニアが奮闘しているのですね。

それらの問題を解決するという意味でも仮想化やクラウドといった環境が利用されてきていますが、性能をしっかりと設計できていないと問題が発生するという点では変わりないので要注意です。

性能問題が発生して対処した事があるインフラエンジニアであれば、性能問題は確実に起きてほしくないトラブルの1つになりますのでこれからインフラエンジニアとなる人は肝に銘じておいてくださいね。

インフラエンジニアのきつい仕事はなくなってきている?

ここまでインフラエンジニアのきつい仕事についてお話してきましたが、近年は上述したようなきつい仕事は徐々になくなってきています。

その理由がクラウドサービスが台頭してきている事です。

近年ではAWSやGCPといったクラウドサービスを採用し、企業内にサーバーを持たない企業が増えてきている事から、上述したようなサーバールームでの仕事やキッティング、製品バグに直面する機会が減ってきています

性能問題についてもサーバー機器の高性能化やクラウド環境におけるスケールアウトが簡単にできるようになっているお陰で発生する頻度が減りました。

よって上述したようなきつい仕事自体がなくなってきている現状がありますし、今後はますますなくなっていくものと思われますので気にする必要がなくなってきています。

正直、クラウドの台頭によりインフラエンジニアがやる事も変わってきたというのが現在の状況です。

今からインフラエンジニアを目指す場合や仕事として従事する場合はクラウドの知識は必須となりますし、今後必ず必要になり重宝される分野でもあります。

このあたりのことは以下の記事に記載しているので、時間があれば読んでみてください。

サーバーエンジニアの将来性について現役インフラエンジニアが考えてみた

インフラエンジニアのやりがい3つ

インフラエンジニアは一体どんなやりがいがあるのか?

ここでは筆者が思うインフラエンジニアのやりがいを3つお話していきます。

大小様々な仕事に関わる事ができる

大小様々な仕事に関わり、サービスの屋台骨を支える事がやりがいの1つです。

インフラの仕事はサーバー1台構築する仕事から大規模システムのインフラまで、大小様々な仕事をする機会があります。

パソコン1つをサーバー代わりに利用する企業もあれば、数百台のサーバーで大規模システムを動かしている企業の仕事を行う事もあるので、本当に同じ仕事か?と思う事もあります。

大規模Webサービスを動かしている企業であれば、たくさんのアクセスをさばく為に性能設計やチューニングを行うインフラエンジニアが活躍し、日々業務を守るわけです。

あのGoogleやAmazonだってクラウドサービスを提供する為のインフラが存在していますし、大小様々な企業のインフラを支える仕事をできるのがインフラエンジニアのやりがいでもあります。

様々なハードウェアに触れる事ができる

インフラエンジニアはサーバー、ネットワーク機器、端末など実に様々なハードウェアに触れる機会があります。

中には個人ではなかなか触れる事ができない機器もありますので、それらを触る事ができるのもやりがいの1つでしょう。

環境を作れば誰でもできるプログラミングとは違い、インフラの機器というのは個人宅には入れれないものも多いため、仕事をしている感覚が強いです。

ちなみにベンダー系の技術者は自社が持つ製品をはじめ、深い知識を持ちながら業務に臨み、企業のインフラ技術者であれば様々なベンダーの製品の広い知見を持って仕事を行っていく事になります。

早い段階から案件を任せてもらえる

インフラエンジニアはアプリ開発と比べると少人数で案件に臨む事が多いため、比較的早い段階から案件リーダーを任される事が多いです。

アプリ開発の場合、そこそこの規模でも数人のエンジニアが参画しますが、インフラの場合は1人で臨む事も多くあります。

その為、インフラエンジニアの場合は早い段階からそれなりの知見を持って仕事に臨む事が求められます。

インフラエンジニアは資格が有効な職種

インフラエンジニアはアプリエンジニア以上に資格が役に立ちます。

基本情報技術者や応用情報技術者といった情報系資格はもちろんの事、以下のようなベンダー資格は分野特化したエンジニアとしての知識を裏付けるのに役立ちますので、未経験からでも頑張れば評価してくれます。

AWS認定

クラウドの代表格であるAWSの認定資格。

マルチクラウドと言われる時代の現代において、クラウドに関する知識を持っているエンジニアは必ず重宝されます。

こちらは実務経験がいるものの、キャリアアップする為の資格としては十分に効果がある資格です。

AWSをはじめとしたクラウドサービスは日々情報がアップデートされていますので、それらの情報を確かな知識として学んだ裏付けがされる認定資格は世間的にも評価が高いです。

AWSの設計、運用、保守ができるエンジニアは重宝される為、最もおすすめできる資格のうちの1つです。

Google Cloud認定資格

AWSと同じくGoogle Cloudも認定資格を発行しています。

GCPについても近年採用する企業が増えてきている為、決して無視ができない状況になりつつあります。

AWSと同様にGCPについての深い知見を持つエンジニアも重宝される為、取得を目指してみてはいかがでしょうか?

シスコシステムズ認定資格

インフラエンジニアn中でもネットワークエンジニアを目指すなら取得しておきたいのがCCNA(Cisco Certified Network Associate)。

ネットワーク機器では群を抜いて有名なシスコシステムズの製品に関するベンダー資格です。

ネットワークの基礎知識を持っている事の裏付けになる資格ですので、ネットワークエンジニアを目指すなら絶対に取得を目指したい資格の1つです。

Linux技術者認定試験(LPIC)

Linux技術者としての知識を裏付けるLPIC。

正式名称はLinux技術者認定試験(Linux Professional Institute Certification)の為、英語名を略してLPICとなります。

Linux OSは分野を問わず様々な業務インフラで利用されていますので、Linuxが利用できる技術者という意味で世間一般に通用する資格です。

Linuxを正確に理解しているエンジニアは意外と少ない為、取得がそこまで難しくない割には評価が高い資格なのでインフラエンジニアとして取っておきたい資格の1つになります。

LPICは世界標準で評価される資格になりますので、世界的に認知度が強いのも大きな魅力です。

Oracleマスター

Oracleマスターは世界的データベースであるOracleデータベース関連の資格です。

ベンダー資格の中ではかなり高額な資格になりますが、業務システムに使われているデータベースの中で最も有名といっても過言ではない為、取得しておいて損はない資格になります。

データベースを覚えておくと仕事に困る事がないという観点からも、取得せずとも勉強しておくと良い分野の1つですね。

インフラエンジニアを目指すならIT業界専門転職サイトへ

インフラエンジニアを目指すならリクナビNEXTをはじめとした転職サイトに登録して情報を集めておきましょう。

更にIT業界専門の転職エージェントのWORKPORTマイナビエージェント×ITをはじめとした特化型の転職サイトに登録して情報を集めていきましょう。

マイナビエージェント×IT
4.5

転職エージェント大手のマイナビがIT業界の求人に特化したサイトが「マイナビエージェント×IT」
IT業界の大手企業からベンチャー企業まで様々な企業を提案してくれる為、自分の希望に合った企業が見つかる可能性が高くておすすめです。

マイナビエージェント×IT
4.5

転職エージェント大手のマイナビがIT業界の求人に特化したサイトが「マイナビエージェント×IT」
IT業界の大手企業からベンチャー企業まで様々な企業を提案してくれる為、自分の希望に合った企業が見つかる可能性が高くておすすめです。

まとめ

インフラエンジニアは確かにきつい部分もありますが、近年ではそのきつい仕事自体がなくなってきています。

もちろんインフラ自体の仕事の形が変わってきているという意味であって、インフラ自体がなくなるわけではありませんので思っていたキツさがないのであれば目指してみるのもいい選択肢です。

インフラを覚えておくと何かと差別化できて便利なスキルでもあるので経験してみてはいかがでしょうか?

合わせて読みたい

インフラエンジニアの副業について

インフラエンジニアとして働いている人と話をしていた際に「インフラエンジニアが副業としてできる事ってどんなものがある?」という話題が上がりました。実際に話を聞いてみると「プログラミングができるわけではな[…]

最新情報をチェックしよう!