インフラエンジニアの精神的にきつい仕事
体力的にきつい仕事の一方で精神的にきつい仕事というのもあります。
体力的にきつい仕事の一部も場合によっては精神的にきつい!!と感じるものがあるかもしれませんが、ここではインフラエンジニアの仕事内容で特に精神的にキツイ!!と感じる仕事を紹介します。
業務の継続困難に直結トラブルが多い
インフラに関わるトラブルは例えば、
システムの原因不明の停止で業務が止まる
とか
ネットワークが遅くて業務に支障が出る!!
といった業務が継続困難に直結するトラブルが多いです。
インフラが止まる=システムが止まる
という可能性があるため、インフラでトラブルが発生した場合、すぐに解決しなければならないというプレッシャーが物凄い事になります。
業務が停止する=利益も吹っ飛ぶ
わけですから、当然ですよね。
トラブル対応をしているとお客様の偉い人が後ろにピッタリと張り付いて、
「まだ直らないのか?」
「いつまでに直る?」
「原因はわかったか?」
みたいな声を矢継ぎ早にかけられ、「正直この場から逃げ出したい!!」と思った経験をした事のあるインフラエンジニアも少なくないはずです。
このプレッシャーに耐え切れずにインフラエンジニアがきつくて辞めてしまうエンジニアもいるという事を肝に銘じておきましょう。
製品バグだとエンジニアだけの力ではどうにもならない
インフラのトラブルの中には製品バグが原因の場合もあります。
そうなるとプログラムの改修でどうにかできるアプリとは違い、
製品の交換やバグ対応でどうにかしなければならない場合があります。
しかし、製品メーカーにトラブル状況を伝えてもバグと認めてもらえない事もしばしば。
メーカーもバグと認めるまでには調査に時間がかかるため、その間どう対処するか?の施策を考えたりやる事もたくさんです。
正直プログラミングで解決できるならそっちの方が良い・・・。
なんてことを思うエンジニアもいるぐらい精神的にきついと感じるエンジニアもいるようです。
どれだけ技術を磨いたとしても、どうにもならない壁があるのもインフラエンジニアの運命ですね。
性能問題が発生すると地獄
インフラエンジニアとしてトラブルの中で一番恐れているのは性能問題でしょう。
ネットワーク性能やサーバー性能、データベース性能など多くの部分で性能問題というのは時に残酷にエンジニアに牙を剥きます。
テスト中でも性能問題になるのは正直避けたいところですが、これが本番業務中に起こるとなるとはっきり言って地獄です。
ネットワークの帯域不足によって業務影響が発生したり、
サーバーのCPUやメモリ不足によって業務アプリが動かなくなったりと
様々な原因が考えられますが、
これらの性能問題が発生すると1秒でも早く原因究明や解決策を求められる為、
報告書が増えたり残業時間が増えたりと
精神的にも肉体的にもきつい状態になってきます。
世間に影響を与えるレベルの障害だと会見を開く企業もあるので、その裏では多くのエンジニアが奮闘しているのですね。
それらの問題を解決するという意味でも仮想化やクラウドといった環境が利用されてきていますが、性能をしっかりと設計できていないと問題が発生するという点では変わりないので要注意です。
性能問題が発生して対処した事があるインフラエンジニアであれば、性能問題は確実に起きてほしくないトラブルの1つになりますのでこれからインフラエンジニアとなる人は肝に銘じておいてくださいね。